工場内動線を最適化、搬送コストの削減
生産効率の向上、競争力の強化
消費者の少量多様で迅速な出荷ニーズに対応するために、大型ASRS立体倉庫に投資することを考えたことはありますか？ ASRSを導入するには、億単位の費用がかかり、物理的な高層倉庫を建設する必要があり、多くの土地が必要です。関連する投資費用、建設時間、および投資回収期間を考慮すると、AGV/AMR自動化システムの統合ソリューションは最適な代替案になります。標準的な構成の棚倉庫をすでに持っている場合、AGV/AMRを採用することで、倉庫の人員コストを削減し、物流動線を改善し、段階的にデジタル化を進め、無人倉庫を構築することができます。
無人倉庫に加えて、AGV/AMRは製造現場に深く入り込み、生産プロセスの動線を改善し、輸送の無駄を減らし、生産情報を透明化し、生産計画の実行を確実にします。工場と倉庫をつなぎ、入庫・出庫と工場内物流を効率的につなげ、一元化された自動化を実現し、人機協同生産効率を改善し、全体的な工場の生産能力を向上させます。
AGVは、室内外の短距離ポイントツーポイント輸送や、高負荷・高棚などの製造生産、倉庫物流などの用途に適しています。一方、AMRは、室内の高い柔軟性や調整可能性を持つ自動化ラインや倉庫の用途に適しています。NTT DATAは、企業の要件に合わせ、対応するAGV/AMR自動化システム統合ソリューションを構築する支援をしており、適用シーンの実用性を基にしています。NTT DATA EXC-MESスマートマニュファクチャリングシステムが組み込まれているため、全方位の無人工場ソリューションに拡張することができ、運用コストを効果的に削減し、企業の競争優位性を高めることができます。
AGV/AMRソリューションアーキテクチャ
RCS（ロボット・コントロール・システム）をERPまたはEXC-MES製造実行システムとシステム統合することで、AGV/AMRと周辺設備（環境監視システム、エレベーターなど）を組み合わせ、輸送ルートを改善し、人的浪費を減らし、生産管理を確立し、生産効率を向上させ、お客様の多様な生産と出荷ニーズに迅速に対応することができます。
統合メリット
AGV/AMRとEXC-MES製造実行システムを統合することで、AGV/AMRの状態をリアルタイムで監視し、搬送コストを削減し、労働災害発生率を減らし、生産効率を向上させることができます。
事例：光学コーティング産業
NTT DATAのEXC-MESとAGVを統合して自動化を実現した後、澤米科技の製造現場にはどのような変化と突破口があったのか、会長の何昆年氏、特別補佐の楊添福氏、製造部副理の許文耀氏に共有いただきました。
自動化システムの統合ソリューションに加えて、以下のものがプラスとなる。
AGV/AMR性能向上
ローダーやアンローダーなどのカスタム設計の自動化機器や、特殊な精度の位置合わせ治具などを提供し、AGV/AMRのアプリケーション効率を向上させます。
装置との通信の支援
PLCベースのI/Oアドレスによるメッセージ交換のような複数の情報交換機構を提供し、企業がAGV/AMRと装置の間で通信交換機構を構築するのを支援します。
セキュリティ保護ネットワーク
お客様と共にOT（オペレーションテクノロジー）とIT（情報技術）間のネットワークセキュリティ管理機構を設計し、積極的に予測およびリアルタイム警告を行い、セキュリティ攻撃と脅威を効果的に防止します。
AGV/AMR機能を強化するソフトウェア
ロボット・コントロール・システム-RCS
- 可視化スマートスケジューリングシステム
- 最大150台のAGV/AMR無人運搬車を接続し、通信やタスク割り当てを実行することができる
- MES、WMS、各大ERPなどのシステムにシームレスに接続し、ビジョナルナビゲーションモジュールと連動して、多機種、クロスフィールドのスケジューリングを実現する
- 大規模なAGV/AMRスケジューリングシーンで、多車両スケジューリング、パスプランニング、衝突回避、タスク管理、データ分析などの機能を実現できる
赤外線AIモニタリングシステム-環境モニタリングシステム
- 深層学習画像認識技術により、ストレージ状況のリアルタイム検出を実現する
- ビッグデータとAIアルゴリズムを活用し、倉庫内の荷物、パレット、スタッカー、作業員などのオブジェクトを効果的に識別し、リアルタイムにオブジェクト情報を倉庫管理システムや中央調度システムと共有し、AGV/AMRの無人運転を支援する
- 赤外線検出機能を備えており、照明がない状況でもリアルタイムに検出タスクを実行でき、夜間作業のスマート化装置に情報支援を提供し、運用コストを削減できる
- 倉庫物流、生産製造、航空などの様々な平面倉庫、貨物転送などの場面で使用できる
